「余震」とは?
一連の地震活動において、最も規模の大きな地震に先立って発生する地震を「前震」、最も規模の大きな地震を「本震」、本震のあとに引き続いて起こる地震を「余震」といいます。
大地震のあとに余震が続く理由は、その地震活動の震源域やその周辺では、地下の力のつりあいの状態が不安定になっており、それを解消するために発生すると考えられています。
地震活動のパターン
1回の大地震だけでは、それが本震か前震かはわからない!
気象庁によると、地震活動のパターンは「本震⇒余震」「前震⇒本震⇒余震」「群発的な地震活動」の3つのパターンがあると言われています。ここで押さえて置かなければならない重要なポイントは、発生している地震活動がどのパターンであるかは、その地震活動が終わるまでは判別できないということです。
つまり、大地震が発生した場合、その後にそれより規模の小さな地震(余震)のみが発生して「本震⇒余震」型となるのか、その後により規模の大きな地震(本震)が発生して「前震⇒本震⇒余震」型となるのかは、一連の地震活動が終わるまではわからないのです。
2016年4月に発生した熊本地震では、4月14日にマグニチュード6.5[最大震度7]の地震が発生し、2日後の4月16日にはマグニチュード7.3[最大震度7]の地震が発生しました。当初は、4月14日の地震が「本震」だと思われていましたが、その2日後にそれより大きな地震が発生したため、「前震」であると訂正されました。
大地震後の余震の特徴は?
地震活動パターンのなかで最も多いケースは「本震⇒余震」というタイプです。その場合の余震には以下のような特徴があります。
[1]余震の回数は本震直後に多く、時間経過とともに発生頻度は低くなる
[2]本震の規模が大きいと、余震が収まるまでの期間が長くなる
[3]規模が大きい余震は少なく、規模が小さい余震は多く発生する
[4]大きな余震は、場所によっては本震と同じ程度の揺れになることがある
余震はいつ頃まで警戒する必要があるか?
余震の回数は時間の経過とともに減っていきますが、時々規模の大きな余震が発生することがあります。大地震が発生した時は、その後、1週間程度のうちに規模の大きな余震(場合によっては本震を超える規模の地震)が発生することが多い傾向にあると言われています。特に、地震後の最初の2~3日程度は規模の大きな地震が発生することが多いため注意が必要です。
また、1週間程度経過した後も余震は続きます。特に本震の規模が大きい場合、規模の大きな余震も長い期間続きます。なお、余震は、完全になくなるまでには何年もかかる場合があります。例えば、1995年に発生した阪神・淡路大震災の余震は20年以上も続いています。
余震に関して注意すべき事項
気象庁は、最大震度5弱以上が観測された等の大地震が発生した場合に、約1~2時間後から、今後の地震活動の見通しや防災上注意すべきこと等について発表しており、その主なポイントは以下のとおりです。
- 1週間程度は、最初の大地震の規模と同程度の地震に注意することが基本です。
- 特に、地震発生後2~3日程度は、規模の大きな地震が発生することが多くあります。
- 付近に活断層がある、過去に同程度の規模の地震が続いて発生したことがあるなど、その地域の特徴に応じた呼びかけが発表された場合は、それにも留意してください。
- 最初の地震の強い揺れにより、落石や崖崩れなどが起こりやすくなっている可能性があります。震度6弱など特に強い揺れのあった場合は、これらに加え、家屋の倒壊や土砂災害などの危険性も高まっているおそれがあります。もう強い揺れを伴う地震は起きないとは決して思わず、その後の地震活動や降雨の状況に十分注意し、やむを得ない事情が無い限り危険な場所には立ち入らないなど、身の安全を守る行動を心がけてください。
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