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火災旋風とは?
皆さんは、「火災旋風」という言葉を聞いたことがありますか?あまり聞き慣れない言葉だと思いますが、とても恐ろしいものなんです。最近は竜巻注意情報と言う言葉をよく耳にするようになりましたので、「竜巻」なら知っている人も多いと思います。「火災旋風」をわかりやすくイメージするとすれば、「燃える竜巻」と言ったイメージなんです。
すなわち、「火災旋風」とは、巨大地震などで広範囲に火災が起きた時、火柱のように炎が渦を巻いて高く立ち上って大きな被害をもたらす現象なのです。NHKスペシャル「体感 首都直下地震」の番組の中では、首都直下地震が首都圏を襲った場合にも、巨大な火災旋風が発生する可能性があると指摘しています。その大きさは、東京都庁舎に匹敵する規模と言われていますので、一戸建ての民家はもちろん避難所などの施設も丸呑みしてしまうほどの規模なのです。
1923年の関東大震災では、人々が避難していた陸軍被服廠(工場)の跡地であった空き地に旋風が襲来し、この場所だけで約3万8千人もの方が亡くなりました。また、東日本大震災の時にも、この火災旋風が発生していたことが知られています。
火災旋風の脅威
この火災旋風の最も恐ろしいことは、発生した場所に留まらずに「移動する!」という点にあります。都市部で巨大地震が起きて身近な場所で火災が発生したとすれば、そこから広範囲の住宅地一帯に延焼する可能性があり、その結果としてこの火災旋風が発生するリスクを知っておく必要があるでしょう。同じ住宅地の一角にある避難所は火災で延焼したり火災旋風に襲われるリスクが高いのです。
首都直下地震のように大都市を襲う地震では、地震による死亡者数よりも火災による死亡者数のほうがはるかに多くなると予想されているのは、こういう広範囲の火災や火災旋風によるものが多いと考えられるからなのです。
火災旋風はどうして起きるのか?
火災旋風が発生するメカニズムについては、現在は解明されていません。ただ、これまでの経験上から言えることは、広範囲で火災が発生した時に起きやすいということだけです。
火災旋風から身を守る方法は?
首都直下地震のような巨大地震が発生した時、火災が起きないということはまずありえないと専門家は指摘しています。もちろん、発生する時刻にもよりますが・・・。特に、朝夕の食事時には火を使う家庭が多いことから、火災は避けられないと考えられています。また、避難した後にブレーカーを落とさなかったために起きる「通電火災」も注意が必要です。
一軒の家屋で火災がひとたび起きると、木造住宅が密集しているいわゆる「木密地域」では、延焼の可能性が極めて高くなります。出火直後の小さい炎の時に消火できればそれにこしたことはありませんが、人間の目線以上に高く炎が上がってしまうと、素人では消火は困難と考えて逃げたほうが良いと言われています。
もし、ご近所で火事が発生しても同じことが言えるでしょう。小さいうちに消し止められれば良いのですが、それも困難な場合には安全な場所へ避難することを考えるべきです。住宅地一帯が火の海と化してしまう前に、その場所から避難すべきです。
そして、もし木造住宅が密集している地域に住んでいる場合には、その住宅地の外側まで避難することが望ましいのです。身近な避難所が住宅地の中にある場合は、その避難所さえも延焼で火災に巻き込まれたり、火災旋風に襲われるリスクがあると考えるべきです。
火災はその時の風向きによって延焼して広がる方向が変わります。風下へ逃げたとしても火が追いかけてくる可能性があるので、逃げる場合は風上の方向へ逃げるのが安全策と言われています。
今から備えておくべきことは?
まずは、自分の家から火を出さないように心がける必要があります。万が一、出火した場合には、落ち着いて消火できるような体制を整えておくことが必要です。消化器がどこにあるか確認しておきましょう。
ご近所で火事が起きていないか、様子を確認することも必要です。万が一、出火していたら早期に消化できるようにご近所で協力して消火に務めましょう。
避難所は一番近くの避難所を確認するだけでなく、広範囲の火事が発生したことを想定し、それでも安全な避難所をあらかじめ想定しておくことが肝要です。
NHKスペシャル「体感 首都直下地震」で学ぶ!
2019年12月1日〜7回シリーズで放送されたNHKスペシャル「体感 首都直下地震」を観て、巨大地震の恐怖について体感し、いつ自分の身にふりかかってもおかしくないことと認識し、その事態にどう備えるか考えましょう。
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NHKスペシャル シリーズ「体感 首都直下地震」で巨大地震の恐怖を模擬体験!
放送 2019年12月1日〜8日よる 全7回
首都直下地震を生き抜くためには必見!
アナタがこの巨大地震にどう備えるべきか・・・見えてくるはず!
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