コロナウイルス感染対策のポイント
新型コロナウイルスの感染経路は、飛沫感染と接触感染だと言われています。その点から、コロナウイルス感染防止のポイントは、こまめに手洗いをすること、マスクをすることが重要だと言われています。
飛沫感染を防ぐ方法は、ある意味とっても単純です。感染者(あるいは、感染者かもしれない人)に近づかないことです。報道などでは「2メートル以上の間隔をとる」ということが推奨されています。少なくとも飛沫が届かない十分な距離をとっていれば、安全なのです。
それに対して、接触感染はとても厄介です。感染者が触れたものに触れた手で口・鼻・目などの粘膜から感染するのです。接触感染の予防策としては「手洗い」が有効ですが、外出先では限界があります。
そこで、コロナウイルス感染防止の観点から、今こそ見直したほうが良いと思われる習慣や癖をまとめてみました。
コロナウイルス感染対策の観点から今こそ見直すべき癖・習慣!
- 手で目をこするクセ
- 舌で唇を舐めるクセ
- 爪を噛むクセ
- 指で鼻の穴をほじくるクセ
- 紙をめくる時に指を舐めるクセ
- 髪の毛をさわるクセ
- ペンをくわえるクセ
- 割り箸を口にくわえて割るクセ
- 手を洗う時にハンカチをくわえるクセ
- 手を拭いたタオルやハンカチで顔を拭く習慣
- 同じ爪楊枝を繰り返し使う習慣
- ペットにキスや頬ずりするクセ
- マイクやインターホンに異様に口を近づけて話すクセ
- スマホやタブレットを操作しながらお菓子をつまむ習慣
- 書店やスーパー等のショップでやたら商品を手にとって触りまくるクセ
- マスクの表面を触るクセ
- トイレの使用後、フタを閉めずに流す習慣
- トイレのハンドドライヤーを使用する習慣
- ほおづえするクセ
- やたらと握手をする習慣
多くの人が触れるモノに要注意
接触感染を防ぐためには、多いの人が触れるモノには注意が必要です。そうは言っても、触れないわけにはいかない場合も多いと思います。そんな時は、触れてからしっかりと石鹸で手洗いするまで、その手で口・鼻・目は触らないようにしましょう。
「多くの人が触れるモノ」とは・・・?
以下、その例を挙げてみました。キーワードは「共有物」ですね!
- 電車・バスのつり革・手すり
- 階段・エスカレーターの手すり
- 銀行やコンビニのATMの画面、駅の切符売場の画面
- エレベーターのボタン
- ドアノブ
- インターホンのボタン
- 自動販売機のボタン
- 紙幣・硬貨
- ショップに陳列されている商品
- 図書館の本
- 公園の遊具
- 病院の各種液晶モニター、セルフタイプの血圧測定器
- バイキング形式のレストランの共用のサラダバサミ・菜箸など
- 飲食店のテーブルに設置された共用物(調味料・ボタン・メニューなど)
- スーパーの買い物かご・カート
- 役所・銀行などに設置されている共用のボールペン
- スポーツクラブのトレーニング器具
- カラオケ用のマイク、選曲用の端末機
感染症について学べる映画「コンテイジョン」
アナタは「コンテイジョン」という映画をご存知ですか?ウイルス感染によるパンデミックを描いた2011年のアメリカ映画です。この映画のカメラワークが凄いんです。普通の映画であれば、キャストの表情などが克明に映し出されますが、この映画ではキャストの手の動きが細かく表現されています。その理由は「接触感染」によって感染が拡大していく様子を描いているからなのです。
この映画を見ていると、日頃なにげなくやってしまっている行動がウイルス感染を広げてしまうことに気付かされ、とても勉強になります。
映画「コンテイジョン」
ストーリー
香港出張からアメリカに帰国したベスは体調を崩し、2日後に亡くなる。時を同じくして、香港で青年が、ロンドンでモデル、東京ではビジネスマンが突然倒れる。謎のウイルス感染が発生したのだ。新型ウイルスは、驚異的な速度で全世界に広がっていった。
米国疾病対策センター(CDC)は危険を承知で感染地区にドクターを送り込み、世界保健機関(WHO)はウイルスの起源を突き止めようとする。だが、ある過激なジャーナリストが、政府は事態の真相とワクチンを隠しているとブログで主張し、人々の恐怖を煽る。その恐怖はウイルスより急速に感染し、人々はパニックに陥り、社会は崩壊していく。国家が、医師が、そして家族を守るごく普通の人々が選んだ決断とは──?