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コロナウイルスに感染しないために・・・
我が国では、新型コロナウイルス感染防止に対する考え方や施策が諸外国と少し異なっているということをお気付きでしょうか?中国・韓国などでは、徹底した検査が実施されており、「まず感染者を特定すること」に重点が置かれています。
しかし、日本では感染者を特定することよりも、「重症化した感染者の命を守ること」や、そのためにも「医療崩壊を防ぐこと」に重点が置かれていることがさまざまな報道から読み取れます。
どちらが正解という問題を議論するのではなく、日本政府がそういう施策をとっている以上、私たち国民は政府の方針を大前提として「自分の身は自分で守る」という行動を徹底する必要があるのです。
つまり、新型コロナウイルスに感染していても無症状の人は感染者として認知されない我が国では、自分や家族、職場の仲間、ご近所さん、その他社会のあらゆる人が既に感染しているかもしれないことを想定して、「他人に感染させない」「他人から感染されない」という行動を心がける必要があるのです。
一般的に言われている感染防止策
最近は、テレビ番組で盛んにコロナウイルス感染防止の基本的な考え方3点が報道されています。
- 手洗いの徹底
- 咳エチケットとしてのマスク着用
- 三密(密閉・密集・密接)と言われる場所を避ける
でも、本当にこれだけのことでコロナウイルスへの感染を防ぐことができるのでしょうか?
そこで、もう少し細かな点まで踏まえた徹底した「感染防止策」についてまとめてみました。これを参考にしていただき、国民一人ひとりが「他人に感染させない」「他人から感染されない」ことを是非心がけていただくことを願います。
新型コロナウイルス感染防止の徹底対策術
手洗いは正しい方法で!
コロナウイルスの感染経路のひとつ「接触感染」を防ぐための最も有効な基本行動が「手洗い」です。ウイルスが付着した手で口・鼻・目などに触れると接触感染を起こす可能性があるからです。
でも、「手洗い」とひと口に言っても、サーッと水洗いするだけではウイルス感染対策としては不十分なのです。また、手洗いに代えてアルコール消毒だけで済ませる人も多いかもしれませんが、アルコールだけでは手に付着した汚れは落とせないため、汚れの中に潜んでいるウイルスもまた生き残ったままなのです。
重要なことは、流水と石鹸で最低でも1分程度かけてしっかりと手を洗い、汚れを落とすことが肝心なのです。手洗いする前の手には約100万個のウイルスが付着していると言われていますが、正しく手洗いすることで100万個が100個程度にまで減らせたという報告もあります。
正しい手洗いの方法
- 流水で洗う
- 石鹸を泡立てる
- 手のひら、甲、指先、指の間、爪の先、手首など手全体をしっかり洗う
- 指の間は両手を組んでこすり合わせる
- 親指は反対の手でねじるようにして洗う
- 指先・爪の間は手のひらの上で指先をこするようにして洗う
- 手首は反対の手でねじるようにして洗う
- 洗い終わったら流水で石鹸と汚れをしっかり落とす
- 清潔なタオルで水分をしっかり拭き取る
アルコール消毒
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ウイルスにはアルコール消毒(濃度70%以上)に有効なものと効果がないものとがあります。ちなみに、新型コロナウイルスに対しては、アルコール消毒が有効に働くことがわかっています。したがって、手洗いした後にアルコール消毒をすることで、アイルスはかなり除去することができるのです。
自宅や職場など手洗いできる場所に着いたときは、まず流水と石鹸で手洗いした後にアルコール消毒をすることが効果的です。しかし、手洗いができない外出先などでは、次善策として手指をアルコール消毒することも望ましい予防策です。
その際には、アルコール消毒液をたっぷり手に出し、指の先や間など手の表面全てにくまなく擦り込み、乾くまで擦ることが肝要です。外出する際には、市販のアルコール消毒液を普段から携行しておくようにしましょう。
家庭や職場の人が頻繁に触れる場所をこまめに消毒
手の消毒にはアルコールが有効でしたが、モノの表面に付着したウイルスを除去するための消毒には、次亜塩素酸ナトリウム(一般的に「塩素」と呼ばれるもの)が有効です。塩素系の漂白剤などもこれに該当し、100円ショップでも入手できます。
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0.02%程度に希釈した次亜塩素酸ナトリウムをペーパータオルなどに含ませて、テーブル、ドアノブ、電気のスイッチなど、人が頻繁に触れる場所を重点的に拭き取るようにしましょう。布より使い捨てできるペーパータオルがおすすめです。
その際、スプレータイプのもので直接吹きかけることは、ウイルスを空気中に舞い上げてしまうため、やらないようにしてください。また、皮膚に対する刺激が強いため、拭き取り作業のあとは必ず手をしっかり洗うようにしてください。
モノに付着したウイルスは数時間から数日間、感染力を保っているので、普段から家庭や職場内の身の回りをこまめに消毒しておくことが肝要です。
モノを介する接触感染への対策
飛沫感染は近くに感染者がいなければ避けることができます。しかし、接触感染は近くに感染者がいなくても、感染者が触ったものを経由して感染するリスクがあるのです。
自宅や職場以外でも、ウイルスはいたるところに潜んでいます。新型コロナウイルスに感染しないためには、特に不特定多数の人が触れるところは注意が必要です。注意すべきところは、ドアノブ、エレベーターのボタン、エスカレーターや階段の手すり、電車やバスのつり革や手すりなどです。
そういったモノに触った後は、アルコール消毒を行うように心がけましょう。少なくとも、アルコール消毒をするまで、口・鼻・目を触らないことは必須ですね。
不特定多数が触れる場所に要注意!
- ドアノブ
- エレベーターのボタン
- 階段の手すり
- エスカレーターのベルト
- 自動販売機のボタン
- ATMの操作画面
- お札・硬貨
- 電車やバスのつり革、タクシーの持ち手
- 共用PCのキーボードやマウス
- プリンターの画面・ボタン
- 来客用のボールペン
- ショップ内の商品(例えば、書店・日用雑貨店などの商品)
マスクを正しく使用して飛沫感染を防止
「ウイルス感染予防にマスクは意味がない」って本当でしょうか?ウイルスの粒子が約0.1マイクロメートルと極小なため、空気中を漂うウイルスはマスクを通過してしまうというのがその理由です。ちなみに、現時点ではコロナウイルスもインフルエンザウイルスと同様に空気感染の可能性は低いとされています。
でも、マスクで飛沫感染を防ぐことは可能です。飛沫とは、咳やくしゃみでウイルスに水分やほこりが付着したもので、粒子の直径は5マイクロメートル以上とウイルス単体よりかなり大きいのです。
国内の市販マスクの大半は、細菌ろ過効率が95%以上の規定をクリアしており、空気感染を防げなくても、飛沫感染は防ぐことができるのです。
また、マスクを着用するもうひとつの効果は、喉を保湿してウイルスをブロックするというものです。さらに、マスク着用に加えて「のど飴」をなめることも喉の保湿には効果的です。
なお、マスク不足の影響で手作り布マスクで代用するケースも増えていますが、その際には「マスク用フィルターシート」を内側に挟んで使用すると効果的です。
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マスクの正しい使い方とは?
マスクは鼻から顎までをしっかり覆い、できるだけ隙間なく顔に密着させ、空気の漏れを少なくするように着用することが大切です。また、使う人に合ったサイズのマスクを選ぶようにしましょう。子供は子供用マスクがオススメです。
- マスクの上部に入っている針金を鼻の形に合わせる。鼻を覆うだけでなく鼻の形に添って密着させる。
- 顎まで覆うように着用する。
- 着用後は、むやみにマスクの表面に触らない。
- 外すときは、ゴム紐だけを持って耳から外す。
- 使い終わったら、蓋のついたゴミ箱かビニール袋に入れて口を閉じて廃棄し、最後にしっかりと手を洗う。
三密、特に密閉空間は要注意
三密(密閉・密集・密接)と言われる場所を避けるということは、周知のとおりです。例えば、ライブハウス、カラオケボックス、カラオケバー、映画館、劇場、スポーツクラブなどはその典型ですね。しかし、必ずしも三条件が揃わなくてもリスクの高い場所があります。それが「密閉」された場所、あるいは風通しの悪い狭い場所なのです。
自宅の中で特に密閉されている空間はトイレとバスルームです。ここは、頻繁に掃除することを心がけましょう。自宅以外でもそれによく似た空間は注意が必要です。例えば、喫茶店や居酒屋のトイレのような一人用の狭い空間です。先に使用した人が感染者だとすると、トイレ内にウイルスが飛散している可能性があるからです。また、ドアノブ、水道の蛇口、ウォシュレットのボタンなどの接触感染もリスクと考えられます。
もうひとつ要注意な場所があります。屋内の喫煙スペースです。喫煙スペースは、換気の悪い密閉空間、多くの人が密集、近距離での会話という3条件が重なる場所です。互いにマスクをせず、2メートル以内で5分程度滞在する空間であり、もし同じ空間にコロナウイルスの感染者がいた場合は、明らかに「濃厚接触」となりうるのです。さらに、感染者の肺や口から吐き出された煙が飛散しているのです。この機会に禁煙をおすすめしますが、喫煙する場合にはできるだけ屋外の喫煙スペースで密集しない状態での喫煙が望ましいですね。
ソーシャル・ディスタンスは最低2メートル以上保つ
なぜ、ウイルス感染予防に「ソーシャル・ディスタンス」が重要なのでしょうか。それは言うまでもなく、せきやくしゃみなどによる飛沫感染を防ぐには、感染者と距離を取るのがもっとも効果的とされているからです。一般的には、その距離は2メートルが推奨されています。それだけ空ければ、飛沫の多くが重力によって落ちるので、感染リスクが大幅に下がるからです。通勤中の乗り物の中やスーパーマーケット等での買い物、レジやATMの行列など、人が密集しやすい場所では特に注意するよう心がけましょう。
しかし、最近の研究や報道では、2メートルでも足りないという指摘があります。例えば、都心などの公園でランニングする人が増加すると、2メートルのソーシャルディスタンスでもリスクがあると言われています。走っている人は息が荒いために空気中に多量のウイルスを排出する可能性があり、場合によっては飛沫が後ろに向かって勢いよく広がるため、2メートル程度の間隔でも感染する恐れがあるというのです。ランニングする時も、マスクを装着することをオススメします。
免疫力の低下を防ぐ
免疫力を高めておくことは、ウイルス感染予防にとても重要です。免疫力アップのために心がけておくべきことは、以下のとおりです。
- 質の良い睡眠をとる
- そのためにも、就寝前の食事・喫煙・アルコール・運動は控える
- 体温を36度後半に保ち、血行を良くして免疫細胞が体の隅々まで届きやすくする
- 白湯・生姜などで手軽に体を温める
免疫力をアップするオススメの食材
- ヨーグルト
- 乳酸菌飲料
- 納豆
- メカブ
- ほうれんそう
- 鶏の胸肉
加湿がウイルス減少のカギ
ウイルスは温度が低く乾燥した空気を好みます。つまり、寒い季節でも室内の温度を高く、湿度を高く保つことでウイルス感染の予防になるのです。具体的には、温度が20度以上、湿度が50%以上であればウイルスを大幅に減少させることができます。
新型コロナウイルスについても、加湿器や濡れタオルなどを使って40%〜60%の湿度を保つことが大切です。ただし、湿度80%を超えるとカビが発生しやすくなるので、加湿しすぎることは禁物です。
また、換気もウイルス減少に効果的です。こまめな換気によって室内からウイルスを減らし、飛沫感染のリスクを抑えることが可能です。換気する場合は、対角線上の二つの窓を開けるとスムーズに空気の入れ替えができます。換気扇は空気の出口の役割のみなので、効果的な換気には空気の入口用の窓を空ける必要があります。