我が家でポータブル電源を購入した理由は?
我が家では、5年以上前から巨大地震に備えて防災対策をしてきました。家具の固定はもちろん、非常食の備蓄や簡易トイレの備え置きなど、少しずつですが年々対策の範囲を広げてきました。それでも、一番気になりながら手つかずの状態になっていたことは、電気が使えなくなった時の対策です。そこで、我が家では熟慮の末にポータブル電源を購入することにしたのです。その購入理由について、ご紹介します。
ポータブル電源を購入することに至った経緯
我が家でポータブル電源を購入するという考えに至った経緯は以下のとおり。
- 電気・水道・ガスといった生活インフラの中でも、停電時の電源の確保は重要課題。懐中電灯や乾電池で使えるラジオはあっても、スマホの充電はモバイルバッテリーだけでは心もとない。
- 災害情報を収集したり、家族や友人と連絡を取り合ったりすることは、災害時には生命線となりうることもある。通信手段を確保するための電源確保は、災害時に生き延びていくうえでなくてはならないもの。
- 災害時の避難所風景では、スマホ充電のために何時間も順番待ちをする行列が映し出されることがよくあります。自分の身に置き換えたら、こんな行列に並びたくはない。
- 手回しやペダル式の発電機も検討したが、発電に時間がかかることや体力を消耗することから、電源確保の対策には適さないと考えた。ただし、手回し式のラジオは例外として備えることとした。
- 首都圏が巨大地震で壊滅状態となれば、1〜2週間で電力供給が復活するとは思えない。停電がさらに長期に及ぶ可能性を想定すれば、スマホ等の通信機器の充電に必要な電力は自前で確保しておきたい。それも、最低でも1ヶ月分程度は…。
- スマホやタブレットをフル充電して2日間で使い切ると想定すれば一人1台で15回分、家族二人では30回分のフル充電が可能な電源が必要になる。不測の事態も考慮し40回分のフル充電が可能な電源を備えることにした。
こうして、我が家ではスマホが40回分フル充電可能なポータブル電源を備えておくことにしたのです。ポータブル電源には、太陽光発電とセットのタイプもありますが、我が家はマンション住まいなので、ポータブル電源を単体で購入し、家庭のコンセントでフル充電、その後は半年ごとに1回はフル充電する体制をとることにしたのです。
ポータブル電源とは
ポータブル電源は、一般的なモバイルバッテリーより容量が大きいため、蓄電池としても使用することができます。また、ポータブル電源の多くの機種にはAC電源が搭載されているので、スマートフォンなどのモバイル製品だけでなく様々な家電への給電をすることが出来ます。
以下の内容は、我が家で購入したJackery ポータブル電源をベースにしています。
ポータブル電源の構造と仕組み
インバーターを使って、DC12V直流電力をAC100V交流電力に変換するという仕組みで電力を供給します。ACアダプタによる充電のほか、ソーラーチャージャーにより、エコ、経済的にフル充電後、ACやDC、USBなど多用途出力対応で幅広い機器、家電製品へ電力を供給します。
モバイルバッテリーとの違い
モバイルバッテリーは1万~2万mAhくらいまでの電力をUSB-AやUSB-Cで出力してスマホに適用されている製品で、パソコンや扇風機などには使えません。ポータブル電源はモバイルバッテリーの大容量版だけではなく、AC出力を備えていて出力も高いため、モバイルバッテリーより充電不可の冷蔵庫、扇風機やパソコンにも使えます。
接続端子について
ポータブル電源は用途を幅広く想定しており、様々な機器で利用できるよう複数の接続端子を併せ持つ場合が多いです。USBはもちろん、一般的な家電製品を接続するためのコンセント(AC)接続が可能です。車載製品に利用するためのシガーソケット出力端子も利用できる製品もあります。機器にもよりますが、USBやコンセントなどの接続端子が複数有り、同時の複数接続に対応している製品も多いです。
利用シーン
ポータブル電源はキャンプやBBQ、アウトドアといった屋外の遊びで大活躍します。ライトやランタンといった照明機器。TVやラジオ、音楽プレイヤーといった映像や音楽を楽しむ機器。扇風機や小型の冷蔵庫、電気毛布などの冷暖房設備。コーヒーメーカーや炊飯器などの調理器具。外での遊びに便利さをもたらしてくれます。
ポータブル電源はモバイルを外に持ち出してのテレワークでも利用することが可能です。PCやスマホ、タブレットなどの機器はもちろん、冷暖房設備なども利用することができるため、ベランダや公園を快適な仕事環境に変えることができます。
充電方法
ポータブル電源はコンセントからの充電をはじめ、製品によっては充電方法の拡張性が用意されています。例えば、多くの製品が車のシガーソケットから充電が可能です。また、ジェネレーター(発電機)と連携して充電が可能な製品も存在しています。
さらにJackeryの製品は、拡張パーツとしてソーラーパネルによる充電が用意されています。災害時の利用、コンセントからの充電の利用時間の延長、電気代の節約など、そもそも電気がない場所でも利用できる、ポータブル電源の可能性を広げる大活躍の拡張アイテムです。
Jackery ポータブル電源の製品一覧
Jackery ポータブル電源 240
Jackery ポータブル電源 240 / 21,800円(税込)
容量:241.9Wh
定格出力:200W
出力ポート:ACⅹ1、DCⅹ1、USBⅹ2
AC充電:5.5H
重さ:3.1kg
サイズ:230x133x167mm
スマホ利用回数:14回
パソコン利用回数:3回
Jackery ポータブル電源 400
Jackery ポータブル電源 400 / 49,300円(税込)
容量:400Wh
定格出力:200W
出力ポート:ACⅹ1、DCⅹ1、USBⅹ2
AC充電:7.5H
重さ:4.1kg
サイズ:230x153x167mm
スマホ利用回数:22回
パソコン利用回数:5回
Jackery ポータブル電源 708
※我が家で購入したのが、このタイプです!
Jackery ポータブル電源 708 / 84,500円(税込)
容量:708W
定格出力:500W
出力ポート:ACⅹ2、DCⅹ1、USBⅹ3
AC充電:5H
重さ:6.8kg
サイズ:300x192x191mm
スマホ利用回数:40回
パソコン利用回数:9回
Jackery ポータブル電源 1000
Jackery ポータブル電源 1000 / 139,800円(税込)
容量:1002Wh
定格出力:1000W
出力ポート:ACⅹ3、DCⅹ1、USBⅹ4
AC充電:1.8H
重さ:11.5kg
サイズ:340x262x255mm
スマホ利用回数:55回
パソコン利用回数:12回
Jackery ポータブル電源 1000 Pro
Jackery ポータブル電源 1000 Pro / 149,800円(税込)
容量:1002Wh
定格出力:1000W
出力ポート:ACⅹ3、DCⅹ1、USBⅹ4
AC充電:7.5H
重さ:10.6kg
サイズ:332x233x243mm
スマホ利用回数:54回
パソコン利用回数:12回
Jackery ポータブル電源 1500
Jackery ポータブル電源 1500 / 143,840円(税込)
容量:1,534.68Wh
定格出力:1800W
出力ポート:ACⅹ3、DCⅹ1、USBⅹ3
AC充電:7.5H
重さ:16kg
サイズ:355x265x253mm
スマホ利用回数:74回
パソコン利用回数:16回
Jackery ポータブル電源 2000 Pro
Jackery ポータブル電源 2000 Pro / 285,000円(税込)
容量:2160Wh
定格出力:2200W
出力ポート:ACⅹ3、DCⅹ1、USBⅹ4
AC充電:2H
重さ:19.5kg
サイズ:384x269x307mm
スマホ利用回数:206回
パソコン利用回数:23回
実際に使用してみた感想
わが家では、Jackery ポータブル電源 708を購入しました。購入後はコンセントから充電し、ポータブル電源からスマホ、タブレット(iPad mini)、ノートパソコンに充電を行いました。驚いたのは、充電にかかる時間が短いことです。スマホなら数時間で充電が完了しますので、普段のコンセントからの充電となんら違和感はありません。
コードを差し込んでボタンを押すだけなので、使い方も簡単。100%充電したポータブル電源は、スマホのフル充電後で98%、ノートパソコンのフル充電後で92%、タブレットのフル充電後で88%程度といった感じで、かなり使いでがありそうです。
わが家では購入目的が災害時用なので、普段は部屋の隅っこに放置しているだけ。大きさも重さも手頃なので、邪魔にはなりません。年に1〜2回程度フル充電すれば、あとは災害時まで放置することになります。このポータブル電源があるだけで、災害時に停電が起きた時を想定しても、かなり安心感があります。
Jackeryについて
Jackery ブランドは、創立メンバーにAppleの元バッテリーエンジニアが加わり、2012年米国にてJackery Incとして設立され誕生いたしました。
「Jackery」の語源は「Jacket」と「Battery」を組み合わせたもので、「まるで身に着けるように、バッテリーを簡単に使えるようにしたい」という思いが由来となって名付けられました。
最先端の研究開発および製造の専門知識を積み重ね、2015年に世界初のリチウムポータブル電源を開発、2019年に日本法人 株式会社Jackery Japanを設立、同年にはJVCケンウッド社と戦略的パートナーとしてさらなる飛躍を遂げてまいりました。
現在では各ECモール(Amazon/楽天市場/PayPayモール)に加えて公式オンラインストアでの販売も行っており、冒険家にエコなアウトドア用の電源ソリューションであるポータブル電源、ソーラーパネルの普及に尽力しております。
環境保全を通して社会貢献を行う基本理念のもと、「冒険に、限りないパワーを」をスローガンに掲げ、絶えず革新し続ける企業として、 「いつでも、どこでも、誰とでも」自由に安心な充電できる製品を提供するため、「ポータブル電源」「ソーラーパネル」の分野で、品質・技術の高いより良い製品を提供し続ける企業なのです。