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NHKスペシャルで耐震基準の盲点が明らかに!熊本地震からの警告!

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NHKスペシャル「あなたの家が危ない~熊本地震からの警告~」

2016年10月9日に放送されたNHKスペシャル「あなたの家が危ない~熊本地震からの警告~」では、現在の耐震基準や免振技術に想定外の盲点があったことが放送されました。これは、かなり衝撃的な内容でした。

その発端となったのは、今年4月に発生した熊本地震で、耐震基準を満たしていたにもかかわらず倒壊した住宅があったことです。つまり、現在の耐震基準は信用できないのではないかという疑念が生じたわけです。そして、その原因が少しずつ解明されてきました。

直下率が低い住宅は耐震性が低い

直下率」とは、2階の壁や柱と1階の壁や柱の位置が一致する割合を示すものです。つまり、1階から2階まで一本の柱で繋がっていれば強度は高くなりますが、繋がっていない場合には強度が弱くなります。例えば、1階のリビングを広くして、2階には子供部屋などの小さな部屋を作ると、どうしても1階と2階の壁や柱が一致しなくなります。他にも、解放感を高めるために1階の開口を広くすると壁が少なくなり強度が弱まります。

直下率が下がると耐震性が低くなるにもかかわらず、現在の耐震基準には直下率に関するルールは一切盛り込まれていないそうです。つまり、現在の耐震基準の盲点だということです。今後の耐震基準の見直しが望まれます。

耐震性の地域格差

現在の耐震基準には、「地震地域係数」というものがあります。これは、基本的な係数を1として、地震が起こりにくい地域は0.9とか0.8という係数で基準を甘くしているというのです。それによって、係数の低い地域では、今も地震に弱い住宅が造られているのです。
しかし、この係数は30年以上見直されていないことから、実際には、新潟や島根、熊本、福岡など係数の低い地域でも大地震が発生しているのです。熊本地震では、耐震基準を満たしているのに全壊したマンションがあるのは、こういう点が影響しているものと考えられています。この、地震地域係数は、本当に必要なのでしょうか!?

免震構造の弱点

高層ビルの耐震構造として、最近は免震構造のビルが増えているようですが、実は、この免震構造に弱点があることが解ってきました。免震は、短周期には強いのですが、長周期地震動には弱いのです。
活断層による地震は長周期地震動が起きやすく、熊本地震では東日本大震災の10倍近い長周波の地震動が起きているんです。もし、ビルが立ち並ぶ都会で熊本地震のような長周期地震動が発生すると、倒壊のおそれがある免震構造のビルがたくさん存在するそうです。

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今こそ地震に対する備えを!

今、日本では多くの研究者たちが必死になって大地震の発生を少しでも早く予知して被害を最小限に留めることができるように・・・と奮闘しています。彼らの警告は真摯に受け止めて、当たり外れを問題にするのではなく、国民一人ひとりが防災に対する意識を高くもって、いざという災害時に備えることが寛容です。

彼らの研究を無駄にしないためにも、そして、私たち一人ひとりが命を大切にして生き抜くためにも!

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